お掃除ロボット・山田(以下、山田)『奥サン、知ってます？？日本人はみんな忍者なんですぜ？？』

って、唐突にドヤ顔でツンツンしてきた山田。突然どした？？もしかして故障した？？？

山田『違げぇって！！あるイギリス人研究者が『街なかで人に肩がぶつかった時に、どれくらいの確立で謝るか』っつう調査を世界各国でしてたらしいんスけど、実験者がわざとぶつかろうとしても、日本人はみんな避けちまって『ジャパニーズは全員ニンジャ』って言ってたらしいッス！』

ああー！ちょっと前にSNSで流行ってた話ね。って、なんで今更そんな話題？？

山田『えっ！？奥サンはこの話聞いても、自分の中の忍者スピリッツが震えちまってどうしようもなくって三重県伊賀市に自分ルーツの旅に行こうぜ！！とかならないンすか？？えっ？？ソレ日本人としてやばくね？？まー、とりま宿は3名分で押えてあるンで、まずは自分探しの旅に行きやしょーや。あっ、そういや伊賀市にちょうど良好な空き家物件が出たとか出ないとか小耳に挟んだんで、まずはソッチから内見してみましょーぜ！！』

と、恐らく服部半蔵がどうの、とか言って釣られたであろう戦国時代フェチな旦那さんがスタンバイするうどん号へ、無理矢理詰め込まれた私は、法定速度厳守のめちゃくちゃ安全運転カーで、物件のある三重県伊賀市へと向かったのであった･･･！

ちなみに、私の先祖は落ち武者だからね！！！あと宿は山田の分は人数に入れなくてもいいでしょー！！

三重県伊賀市と言えば、何と言っても忍者の里！忍者博物館では、子どもから大人まで楽しめるアトラクションがいっぱい！さらに、美しい自然に囲まれたこの街では、春には桜、秋には紅葉が見事で、地元グルメの伊賀牛や伊賀米のお寿司は絶品とのこと。

伊賀流忍者博物館

伊賀市は豊かな自然環境はもちろん、歴史・文化溢れる土地で、前出の忍者博物館をはじめ伝統的な町並みがとても魅力的！交通の面でも、名古屋や大阪などの都市部へアクセスしやすいとのこと。

伊賀市では「伊賀流未来応援の術」って子育て特設サイトを開設しているなど、子育て支援も厚いようです。ちなみに伊賀市は『田舎暮らしの本』が2023年に実施した「住みたい田舎」ベストランキングで、東海エリア総合部門7位、三重県内では5年連続１位に選ばれているんだって。

って、恒例の伊賀市wikiしてたら到着！！

今回の物件はかつて3世代が一緒に暮らしていた、土地面積は合わせて1400㎡、建物面積200㎡のビックマイホーム！相続で空き家になってしまったので、手放されるとのこと。8Kの母屋と畑、倉庫と車庫がセットで100万ってお得じゃなーい？？しかも築年数のわりに状態も悪くないらしい。

そんなポテンシャル高めの物件にワクワクしつつ、まずはセットの倉庫から拝見！

居宅のような外観で、ここでも寝泊まりできそうな雰囲気。物置としてだけでなく、趣味のスペースやゲストルームとしても利用できちゃうかも？？

山田『ちょっとした家じゃねえっすか？？山田専用ハウスにしてもいいッスね！』

なんて言う山田の意見をにこやかにスルーしつつ、次は敷地内の畑へ。

このくらいの広さだったら、自分用以外にも販売用の野菜を作れそうじゃない？？新鮮な野菜をさっきの倉庫で販売するのもありだよねー！

さらには車庫も完備されていて、車はもちろん農機具なども置けそうな奥行き。

でも普通車なら1台くらいかなー？？庭が広いからそっちに停めても良さそうだしね。何なら庭にカーポートを作ってもいいかも。

なんて考えつつ、メイン？の母屋へ！まず目を引くのは、その大きくて立派な外観！

うどんの旦那(以下・旦那さん)「玄関脇にあるのは…狸の置物だと？！伊賀は徳川派ということで狸なのだろうか･･･」

と、勝手に戦国時代フェチの妄想を爆走させながら独り言をつぶやいている。うん、ちょっと放置しておこう。

それより･･･たっぷりの存在感にすでにワックワクが止まらない！！家に入る前からその大きさに圧倒されつつも、庭に面した長い縁側に注目。ここでお茶や風呂上りビールをサクッと楽しめそうじゃない？伊賀の自然を感じながら、ゆったりとした時間を過ごすのも良さそう。

広い庭でバーベキューをしたり、ガーデニングを楽しんだり、アウトドア好きにはたまらない庭～！

そして気になる室内。年季が入っているけど、雨漏りなどはなく状態は悪くないと聞いてるけど･･･。

おじゃましまーすと中に入ると、広々としたキッチンが。そしてシンデレラを彷彿とさせる片方だけのスリッパ。内見に来ていた甲賀の姫が落として帰ったのかしらん？なんて旦那さんの戦国ニンジャ妄想がうつったのか、にやにやしながらキッチンをうろうろ。

この広さは使い勝手も良さそうで、隣の部屋と併せてダイニングキッチンとしても使えそう！入口の引き戸も大きく、大きな冷蔵庫やダイニングテーブルも搬入しやすくポイント高！

旦那さん「へぇー…！残置物も少ないし、雨漏りもなくて状態もいいね。しっかりとした構造なので安心して暮らせそうだ。ただ、水回りのリフォームは必要らしいね。」

そうそう！部屋の状態は悪くないし、水回りはリフォームで新しいほうが住みやすいから、さほどデメリットでもないもんね。

部屋も8Kと多く、壁を取っ払って広く使うのも良し、この間取りを活かして使うのも良し！客間はもちろん、旦那さんの釣り部屋や私のワークスペース、にゃんず部屋とか作っても余裕有りそうよね！

山田『えっ？！俺っちの部屋は？？縦横無尽にコースを走らせたサーキット部屋をだな…』

旦那さん「この家はどことなく温かい雰囲気が漂っていて、まるで長年住んでいたかのような居心地の良さがあるよね。移住のためのマイホームとしてもいいけど、居心地の良さを活かしたカフェやゲストハウスとかも良さそうだね。」

そうそう！さっき見た倉庫を趣味のスペースやゲストルームにするのもいいけど、そっちを1棟貸しのゲストハウスやカフェにするのも良さそうよね。

山田『夫婦でスルースキル発動かよ！･･･そういや伊賀市の創業支援を受けると、創業時の資金調達等で優遇措置が受けられるらしいッスね。地方移住して何かしたい！って考えてるヤツには打ってつけかも知れねーっすね！』

うんうん！その他にも空き家取得費補助金とか、東京圏からの移住でもらえる移住支援金とか、農林業したい人には新規就農林業サポートとか、移住に関して手厚いサポートがいろいろあるんだよね。あと、伊賀市は2017年に「忍者市宣言」をしたらしいよ。忍者好きには堪らない環境じゃない？

旦那さん「ああ、戦国時代ファンとしては忍者は外せないからね…ふふふ。伊賀といえば服部半蔵。徳川家との関係が深いが…俺としては甲賀の猿飛佐助、真田家推しなんだけどさ…服部半蔵をテーマにした忍者屋敷にリノベーションするのも悪くないよね…フフフ」

と、聞いてもない推し忍者語りをしながら、恍惚とした表情でオーナーさんへ購入希望のTELをする旦那さんなのであった。

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