道の駅国上（撮影:讃岐うどん）

空き家マニアの皆さん、こんにちわこんばんわ！！私たち・うどん家は、道の駅の旅をしておりました。

知ってます？？道の駅発祥は新潟らしいんですよ。山口県、岐阜県、栃木県の12か所を発祥の地とする説もあるのですが…。なんて言っている間に、今回の目的地・新潟県燕市にある道の駅・国上に到着！昨年リニューアルされたこの道の駅は、キャンプギアの聖地・燕市のお膝元らしい、アウトドア感満載の道の駅なんですよー！そして道の駅内では、サーモスのアイテムやUNIFLAMEのキャンプギアも買えちゃうんです！さらに、無料の足湯や隣には手まりの湯という日帰り温泉施設もあったりと、ワクワクがとまらない仕組みとなっております！

「うどんちゃん…道の駅の回し者か何かなの？？やたらとプッシュしてるね…。」って白い目で見つめる旦那さんを論破しようと息を吸い込んだその時…美川憲一様の新潟ブルースが車内に鳴り響いた。あっ！また燕市の空き家物件だって！！らーめん潤食べる前にちょっと見に行こうよ！

旦那さん「その前に着信のチョイスが渋過ぎない？！」

物件のある新潟県燕市は新潟県のほぼ中心にあるため「県央」と呼ばれており、隣の三条市とともに職人のまちとして有名です。2012年に開催されたロンドンオリンピックのモニュメントには、燕市の技術が使われているんだとか。2010年から「つばめ」つながりで東京ヤクルトスワローズと交流・連携していて、なんと職員さんの名刺にはあの「つば九郎」が！なんでも「燕市PR隊鳥（長）」に就任しているんだって。最初見た時「え？燕繋がりだけど使っていいの？」って思って聞いちゃった。

あとは…「東洋のパナマ運河」と呼ばれる大河津分水路や、4月には全国でも有名な「おいらん道中」があるんですよ。ちなみにおいらんは一般公募されてるんです！一回、あの長い下駄廻しながら歩いてみたい･･･。

物件は三条燕ICまで車で10分程度の位置にあり、徒歩4分のバス停に燕駅（燕三条の隣駅）直通のバスも出ているらしく、買い物も物件近くにはいくつかのスーパーやコンビニもあり、車で数分走ればイオンなどの大型ショッピングモールや燕三条駅など市街地も近く、特に不便はなさそう。

『相変わらず燕三条熱が熱いッスね、奧サン…。』とお掃除ロボット・山田にツッコまれたところで物件に到着！！

ナニコレ？ヤダコレ？めっちゃデカくない？？

えーと、たしか前情報だと…

・もともとは平屋のみだったが、前オーナーのご両親が隣の2階建て物件を購入し、合体させニコイチ物件になった
・前オーナーのお母さまが施設に入ってから10年ほど空き家になっている
・現オーナーは自身でDIYをして再生をさせようと購入したが、自宅から距離があり、時間も作れず手放すことになった

ほうほう！ニコイチ！だからこんな大きいのね！
しかも、ガレージ付き＆角地で前面道路には融雪設備もあるから、雪が降っても安心！

山田『あと燕市って、県外の人が想像するほど雪降らないんだってばよ。ソコんとこ知らない転勤者は「雪が降ったら閉じ込められる…？」っつって、2階より上の部屋を借りようとするらしいぜ。』

旦那さん「まあ中越地域は大雪のイメージが強いし、燕市は下越地方だけど、その中越地域と隣接しているからね。…と、外壁の一部に剥がれがあるなあ。」

まぁ～…空き家になって10年程度経っているから、全体的にリフォームは必要かもね。でも、駅やお店も近くて周辺環境も良いし、現オーナーさんの意思を継いで、自分でDIYして物件を再生したいって方にはうってつけじゃない？？

旦那さん「そうだね。しかも、この室内にそのままアクセスできるガレージ付っていうのもポイントが高い。」

だねー！天候悪くても車からそのままお家に入れるのは、主婦としても嬉しい！しかも…キッチン、バスルーム、トイレに加えて、和室が4.5畳が2部屋、6畳が2部屋、2階に大きな洋室が1部屋あんだてばね！

山田『そりゃあ俺っちのモーターが火を噴きそう…って、最後、訛ってませんでした？？』

気のせい!気のせい！それより早く中を拝見しようよー！と、困惑する山田を抱き上げて室内へ。

和室4.5畳①

まずは玄関入ってすぐの和室4.5畳のお部屋。久保田の段ボールがお部屋の新潟感を演出してくれていますね。

ドレッサーは昭和後半～平成初期あたりによく見られたデザイン。これはペイントとかでアンティーク感出したリノベDIYとか良さそう。

旦那さん「久保田の段ボールで新潟感演出ってどういうこと？！」

山田『俺っちには酒屋感しか演出されてねえっす！』

和室4.5畳①

新潟地酒の代表格・久保田の段ボールだからそうかなって。（てへぺろ）こんなに久保田買ってたのかな？？エブリディ久保田、羨まし過ぎる！！

ちなみに写真のピアノは引き渡し時には引き上げられちゃうみたい。あーあ、ねこふんじゃった弾きたかったな。(迷惑)

キッチン

そして気になる女の城・キッチン。結構広くて使いやすそうな上に、ちょうどよく日が入って明るい！

山田『うおっ…！ちょ、この床…補強か張替しねえとダメですぜ！』

旦那さん「あー…そうだね。これはいっそのこと張替えたほうが良さそうかもね。勝手口もあるし、いっそのこと土間にしてしまうのもアリかも？」

わ！それなら掃除も楽だし、釣りやアウトドア帰りでも、外からそのままアクセス出来ていいかも？？

山田『まー、走りやすくなるからいいけど…その掃除って俺っち担当だろ？』

ほらほら部屋数多いんだから、この家。テンポ良く見て行かないと日が暮れちゃう！！と山田を煽ってバスルームへ。

バスルーム

ラベンダーのタイルが可愛げじゃないですかー！床より一段低くなったバスタブはステンレスでお手入れもし易そう。ってことで、続いてはトイレ！

トイレ

広さはまあまあ。和式で汲み取りのため、簡易水洗へのリノベーションの際は費用がいくらかかかるかも？？

廊下

この廊下も日当たりが良く、上の収納はアイデアマンだなー！って感心しちゃった。同じように収納棚にしてもいいし、観葉植物とか置いてインテリアスペースにするのも良さそう。

旦那さん（俺としては…猫たちのスペースにしたい…。キャットウォークを作ったら喜びそうだな。）

和室6畳

廊下を抜けて、階段を上がる前に6畳の和室へ。もう1つの4.5畳の部屋と襖で仕切られているので、ここをワンルームにするのも良さそう。

旦那さん「隣はキッチンだから、リビングにすると導線も良さそうだね。」

洋室

洋室

山田『階段を上がるとそこは、洋室だった。』

って、雪国かよ！川端康成チックに言っているけど、上がったのはアンタを抱きかかえている私だからね？？そしてここも久保田段ボールで「新潟の実家感」がたっぷり溢れているレイアウトになっております。

旦那さん「新潟の実家感には異論はないな。うん。」

砂壁や上の収納が襖ってところがまだまだ和洋折衷だけど、敢えて残して和モダンリノベにしちゃうのも良さそう。あとバラのボックス可愛い…。

山田『そうっすねー！ココ、部屋数多いし、家族で移住！つうのもいいけど、友達と住めるシェアハウスにリノベすんの良さそうじゃね？？』

それは名案かも？！今、ものづくりしたいって若い人達が燕への移住を考えてるってどっかで聞いたし、友達と一緒に移住を考えている人たちを想定して、プライバシーが守られるような造りにしたら喜ばれそうだよね！

旦那さん「燕には『磨き屋一番館』という、奨学金を受けながら金属研磨業の技術を習得出来る施設・制度があるらしいんだ。それを利用して燕市に来る人達に貸し出せたらいいかもしれないね。」

山田「旦那っち、ナイスアイデア！なら俺っちたちがまずココに移住してだな、世界に誇れるお掃除ロボット用サーキットを作る技じゅ…」

ピロリン♪、と山田のサーキット構想談義が始まる前に電源をオフにし、文字数の関係でオーナーさんへ購入希望の電話を入れるうどんなのでした。

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